【実体験】FP(ファイナンシャル・プランナー)3級取得までの過程を大公開!これで国家資格取れました!

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お金の知識、身につけてますか?

税金・社会保険料など、近年私たちの公的負担はますます増えてきています。一方で給与はなかなか上がらず、苦しい家計事情が続いている実態です。

「税金もっと安くならないかなぁ」
「金融って難しい…」
「お金のことをもっと勉強しておきたい!」

こんなことを考えた経験、あるんじゃないでしょうか?

ピッタリの教材があります。それが「ファイナンシャル・プランナー」です。略称でFPとも言われる国家資格で、お金に関するあらゆることに対しアドバイスができるものです。

筆者も2022年6月に晴れてFP3級の資格を取得することができました

筆者撮影


今回はこの3級取得までの過程を大公開!こんな風に考えている方は必見です!

  • お金について学びたい人
  • 税金や年金などの仕組みを詳しく知りたい人
  • 不要な支出を減らしたい人

FPは勉強するだけでも充分その価値があります。FPの勉強をすればお金に関する知識がたくさん身につき、お金に強くなれますよ。この記事を読んで、ぜひ一緒にFP3級の勉強をやってみましょう!

目次

FP(ファイナンシャル・プランナー)とは?

FPは、お金に関する様々なアドバイスをする専門家です。現在、金融業界だけでなく社会的に人気が高まっている資格の一つです。
FPになるには、厚生労働省が認定する国家資格を取得する必要があります。資格は、日本FP協会などが実施する試験に合格することで取得できます。

試験の内容は?

FPの試験の内容は税金・年金・金融資産など幅広いです。筆者が取得した3級では、このような内容が出題されています。

  • 資金計画とライフプランニング…資金計画や年金・社会保険について
  • リスク管理…生命保険や損害保険について
  • 金融資産運用…預貯金や株式などの金融資産について
  • タックスプランニング…税金について
  • 不動産…不動産取引や不動産に関する税金などについて
  • 相続・事業承継…民法に定める相続や相続に関する税金について

生活に関わるお金のことを問われるものとなっていますね。

FPの試験内容は、勉強するだけでもお金の知識が存分に身につくので、生活に役立てることができます。
FPの勉強をするだけで、本当に必要な保険・不要な保険の見極めができたり、税金を最低限の額に抑えることができたりと、不要な支出を抑えることにもつながることがあります

試験の合格率は?

FP3級は、国家資格の中では比較的合格率が高いです。直近の試験では次のような数字が公表されています。

(参考)FP3級試験 直近の試験合格率
  • 2022年5月:52.22%
  • 2022年1月:45.98%
  • 2021年9月:46.29%

1級は合格率1桁の時もあるため相当な難易度となりますが、3級であれば比較的取りやすい資格といえるでしょう。

これがFP3級取得の勉強法!

それでは、実際に筆者がFP3級を取得した勉強法を公開していきます。
少しでもいいなと思っていただけたら、ぜひ真似してみてください。

【勉強時間】50〜60時間ほど!

筆者は勉強に50〜60時間ほど費やしました。
FP3級の合格のために必要な勉強時間は、一般的には80〜150時間と言われているようです。しかし、過去の出題傾向や要点を押さえて学習することで、短い勉強時間で合格を掴み取ることができます。

もちろん、普段のライフスタイルや実務経験等によって勉強時間の増減はあるかと思います。だからこそ、より効率的な学習を心がけて勉強していくことが必要です。

【勉強の工夫】スキマ時間or朝早く

社会人の方も、学生の方も、本業が忙しくてなかなか勉強をする時間が取れないかと思います。
なので、「休み時間の10分だけ」とか「家事の合間に」といったように、時間の使い方を工夫しながら勉強の時間を作りましょう

勉強する癖をつけることで、日々の学習を習慣化させることができます。また、何気なく過ごしていた時間が知識をつけるための時間に変わるので、有意義に時間を使うことができます。

筆者は、朝起きる時間を1時間だけ早めて、その1時間を勉強に充てていました。
実は、起床直後というのは脳が1番活性化する時間なのです。なので、朝起きてすぐテキストを開き、ひたすら知識を頭に入れ続けていました。

ちょっとした時間を使うだけで、勉強時間はどんどん増えますし、その分知識も積み上がります
途中で投げ出してしまうことのないよう、時間を見つけて勉強に取り掛かってみましょう。

【勉強の仕方】インプット、アウトプットの繰り返しを!

FP3級は、通信講座を使わず市販のテキストと問題集だけでも合格まで辿り着けます。筆者も市販のテキスト1冊、問題集1冊を何度も読み込み、独学でも合格できました。筆者が使っていたテキスト問題集を紹介しておきます。

勉強のコツは、インプットとアウトプットの繰り返しです。次の3つを順番に行っていきましょう

1.テキストでインプット

まずはテキストを読み込みましょう。筆者は全体の勉強時間のうち、6〜7割はテキストの読み込みに充てていました。

いきなり問題集から手をつけると「どれが正解か」「どこが間違っているか」が全くわからず、勉強自体が挫折してしまいます。そうならないためにも、まずは焦らずテキストで勉強することをおすすめします。
テキストを繰り返し読むことで少しずつ内容が頭に入っていくので、初めは知識のインプットを徹底しましょう。3周くらいきっちり読み込んだら次のステップです。

2.問題集でアウトプット

じっくりと基礎を固めたら、問題集を解いて知識を引き出す練習をします。おすすめは過去問です。
過去問を解くと試験の出題傾向がわかるようになります。出題傾向がわかるということは、より集中して勉強すべきポイントを見極められることにつながります。
また、FP3級は過去問からの流用出題が多いため、確実に得点できる問題が増えるのも良い点です。

過去問は直近の試験1年分ほどを2周程度やっておくのがおすすめです。FPの試験は年3回あるので、1年分やるだけでも3回の実践演習ができます。
予想問題集など過去問が掲載されていない問題集をお持ちの方でも、その問題集を最低2周は行いましょう。

問題集での演習が終わったら、次のステップに行きましょう。

3.テキスト復習+問題集解きを往復

ここからは復習と演習の往復です。

実際に演習をして、得意な分野と苦手な分野がわかったら、テキストでの復習に戻ります。
苦手な分野はより時間をかけてテキストを読んでいきましょう。苦手な分野ばかりの勉強だと精神的にも疲れてくるので、たまに得意な分野もテキストをささっと読み返すと勉強にメリハリがつきます。

そして再び過去問の演習をし、さらなる知識の定着を図ります。初めに解いた時よりも正解数が多くなっていれば、知識が定着している証拠です。
もし正解数があまり伸びていないなと感じたら、誤答が多い分野を集中的に対策するのも良いですね。
実際に筆者も、苦手な分野を集中的に行う週を作って徹底的に対策した結果、本番の試験では苦手な分野で高得点をとることができました。

ここまで行えば、テキスト・問題集ともに5〜6周程やりこんでいるのではないでしょうか?
この復習と演習の繰り返しで、筆者は無事試験に合格することができました

【勉強のポイント】コツコツと続ける!

勉強は日々コツコツと続けた方が良いです。その理由とポイントをお伝えします。

日々勉強することで、初めて知識が定着する

睡眠を例にしてみましょう。睡眠は、休日に一気に寝溜めするよりも、毎日しっかりと時間を確保してしっかり寝たほうが、質の良いものになると言われていますよね。

勉強も同様です。休日に一気に行うよりも、日々コツコツと行う方が、いい結果につながりやすいです。
人間の脳は「覚える」まで時間がかかるためです。

休日に一気に勉強した場合、翌日や翌々日くらいまではなんとか覚えているものです。しかし1週間後にテキストを開いてみると「全く覚えてない…」なんてことがよくあります。
これではせっかくの勉強が無駄になってしまいますし、時間だけが消費されてしまいます

日々の繰り返しが、確実な知識の定着につながるのです。

自分のペースを保つのがポイント

そうは言っても、「試験まで毎日勉強する」というように必要以上の負荷がかかることは、逆に挫折につながってしまうもあります。
なので、たとえば「週6日は1時間勉強する」「週5日で2時間勉強する」など持続的に勉強できるペースを自分で作り、それを保ちながら勉強していくのが良いでしょう。

同じ1時間でも、先述のようにスキマ時間を使ってちょこちょこと勉強する、時間を作って集中して一気に勉強するなど、その使い方も人によって様々です。
自分自身の「無理のないペース」を探すことが大切です。

筆者も当初は「土日のみ勉強」としていましたが、途中から「週6で1時間〜1時間半」のペースにしたことで、無理なく勉強できて知識もしっかりと身に付けられました。
自分のペースでコツコツと続けていけば、数日後には確実に成長した自分に出会うことができますよ

まとめ

ここまで、FP3級取得までの勉強方法や勉強のコツなどを紹介してきました。

日本は、残念ながら他の先進国と比べて金融リテラシーが低いという結果が出ています。
(参考:「金融リテラシー調査」 金融広報中央委員会
こうした状況ですから、FPはお金のスペシャリストとして今後ますます需要が高まることが予想されます。

また、自らの金融リテラシーも高まるため、自身の生活が豊かになる可能性すら秘めています。FPは誰でも簡単に勉強に取り掛かれて、しかも多くのメリットをもたらしてくれる、超有益資格なのです。

FP3級は、しっかりと勉強すれば独学でも合格できる試験です。日常生活でも使える有意義な資格ですから、この機会にきっちりと知識を積み上げ、ぜひ合格を勝ち取ってください。

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この記事を書いた人

Yuki ISHIGAMIのアバター Yuki ISHIGAMI La Scrivere 代表

フリーランス金融ライター|大手金融メディアで記名記事掲載|得意分野:クレジットカード・投資・税金・格安SIM・節約・家計|NISA、iDeCo、個別株経験あり|保有資格:FP2級・国語教員免許|認定ランサー|元地方公務員|お問い合わせ:goodlifeand.bestsolution@gmail.com

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