【必見】暑さ対策の基本をおさらい!今年の猛暑もこれで乗り切ろう!

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「夏が近づいてきた」と言いたいところですが、2022年は6月の時点で記録的な猛暑に見舞われています。2022年6月25日には群馬県伊勢崎市で40.1℃を観測し、6月に40℃を観測したのは国内では初ということでした。

この日は午前中から各地で35℃以上を記録し、猛暑日が続出しました。すでに梅雨時期とは思えない暑さが続出したことから、2022年6月27日には関東や東海などの複数のエリアで、一気に梅雨明けが発表されました。

そして、2022年は例年に比べより一層厳しい暑さになる見通しとなっているようです。(詳細はこちら
熱中症や夏バテなどにならないよう、より一層、暑さ対策に気を引き締めなければならないですね。

こうした予想外の暑さに、すでに体が追いついていかない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?今回は、夏直前にしっかりと覚えておきたい「暑さ対策」をおさらいしていきます。
耐え難いほどの暑さは命の危険にも関わります。耐えるのではなく、適切な対策をして暑い時期を乗り過ごしましょう!

目次

水分・塩分補給をしよう

まず重要なのは、水分・塩分の補給です。

人間は暑さを感じると体温調節をするために汗を出します。汗が出てくると体内の水分が出ていくので、その分水分の補給が必要になります。また、汗は水分と同時に塩分も排出しているため、適切な塩分補給も行いましょう。

水・スポーツドリンクがおすすめ

水分補給におすすめなのは水もしくはスポーツドリンクです。

水は余計な成分が入っていないため、20〜30分ほどで体内に吸収されます。スポーツドリンクは糖分や塩分など、吸収を促進する成分が入っており、水よりも効果があります。
どちらも比較的早く体内に吸収されるため、場面に応じて飲み分けをしましょう。

  • 日常生活の時:水を飲む
  • スポーツや外作業など、より多くの汗をかく時:スポーツドリンクを飲む

この方法がおすすめです。スポーツドリンクは糖や塩分などが入っているので、日常生活での過剰な摂取は控えましょう。一方、体を動かすときなど汗をたくさんかく場合はスポーツドリンクの方が望ましいです。

暑い日は冷たいものがとても美味しいのですが、あまり冷たいものをとりすぎるとお腹を壊したり、体温を以上に下げてしまったりするので、常温のものもおすすめです。

コーヒー・お茶・お酒は❌

コーヒーやお茶、お酒は水分補給にはなりません。利尿作用があるためです。

コーヒーやお茶に含まれるカフェインは、利尿作用があるので、いくら飲んでも結果的に水分を出してしまうことになります。
また、お酒のアルコールも同様の作用があります。これらは、たくさん飲んでも飲んだ分、あるいはそれ以上の水分を排出することになりかねませんので、基本的に避けましょう。

ただし、カフェインの入っていないコーヒーやお茶(麦茶やルイボスティーなど)であれば、水分補給につながります。お茶は体を冷やす作用があるので、飲み過ぎには注意が必要です。

塩分補給は適切に

塩分については過度な摂取は禁物です。

外での作業やスポーツ、アクティビティなど多量の汗をかく際には適度な塩分補給が望ましいのですが、それ以外の場面では、塩分の摂り過ぎにつながります。

厚生労働省は、「日本人の食事摂取基準(2020年版)」において、1日の塩分摂取量の目標を次のように定めました。

  • 男性:7.5g未満
  • 女性:6.5g未満
  • 高血圧:6g未満

しかし、実際の1日あたりの塩分摂取量は男性が11g、女性が9.3gと目標を大きく上回る数字となっています。

汗をかくからといって、必要以上に塩分を摂取すると、体にも良くないので気をつけましょう。
塩分は、ご飯をしっかり食べていれば自然と摂ることができます。特に血圧の高い方は塩分の補給はできる限り避けましょうね。

エアコンをつけよう

エアコンは迷わずつけましょう。家にない方はぜひ設置を検討してみてください。

熱中症は屋外だけでなく、屋内でも発症するリスクが充分あります。
できる限りリスクを減らすためにも、エアコンはしっかりと使っていきましょう。

除湿も冷房もこなせる

蒸し暑くても、ジリジリと焼けるような暑さでも、エアコンがあれば部屋の温度を下げられます。

窓を開けた時の風や、扇風機の風でも部分的には涼しくなります。しかし、部屋の温度を下げるためにはエアコンで冷やすのが最も良い方法です。

ドライ運転すれば除湿ができ、暑くてどうしようもない時は冷房で涼しく過ごせます。
不快な暑さは体調を崩す可能性も高まりますので、エアコンで温度調節を行いましょう。

車内のエアコンも必須

車内は特に暑くなります。エアコンは確実につけましょう。

暑い日の車内はサウナのように暑くなります。窓を開けて外気を取り込むのも良いですが、エンジンをかけたらまずエアコンをつけましょう。

夏休み等は、車でレジャーに出かけることも増える時期です。体を動かすことも多いだけに、車内での暑さによる体調不良は非常に危険です。
快適なドライブのためにも、エアコンをしっかりとつけて快適な車内温度を保ちましょう。

電気代のための我慢は❌

「電気代がかかるから…」とエアコンを使わない方もいらっしゃるかもしれませんが、猛烈な暑さは命に関わりますので、エアコンが設置されているなら迷わずつけましょう

経済産業省は6月27日に関東圏に「電力需給ひっ迫注意報」を初めて発令しました。冷房により電力需要が急増することが予想されたためということです。

この注意報はできる限りの節電を呼びかけるものになっています。万が一今後も発令される場合があれば、エアコン以外の箇所の節電を積極的に行いましょう。
例えばこのようなことができますね。

  • 使わない部屋の電気は消す
  • テレビやPCを使わない場合は電源を消してコンセントを抜く
  • 省エネモードを使う

小さなことではありますが、できることをやっていくと良いです。その上で、命を守るための行動はしっかり行いましょう。

日差しを避けよう

直射日光を避けることも大切です。

朝の日光浴のように適度なものであれば問題ありません。しかし日中の暑い日差しを長時間浴びると、体温の上昇を招きます。同時に、紫外線による体への影響も懸念されます。

日差しを避ける対策の例を紹介します。

日傘を使う

暑さ対策として、「日傘」が注目されています。日傘といえば女性のアイテムというイメージがありますが、その効果の高さから現在は男女問わずに勧められているアイテムです。

日傘は直射日光を確実に避けてくれ、また紫外線カットにも役立ってくれます。
また、体感温度を大きく下げてくれるため、暑い日でも涼しさを保つことができます。

実際に、埼玉県では日傘の効果について検証し、日傘普及に努めているようです。(詳しくはこちら
晴雨兼用のものもありますので、夏は日傘をぜひ使ってみてください。

カーテンを有効活用する

屋内であればカーテンの有効活用が重要となります。

カーテンがないと日光が直接部屋に入ってくるため、部屋の温度が下がりにくくなります。
遮熱・遮光タイプのカーテンを設置するだけでも、日差しを避けるのに役立ってくれますよ。

レースカーテンでも遮熱・遮光タイプのものがあるので、暑い日でもある程度快適に過ごすことができるようになります。
カーテンのないお家は、ぜひ設置を検討してみてください。すでにカーテンがある方も、遮光カーテンの設置を考えてみるのも良いでしょう。

保冷グッズを使おう

保冷グッズを使うことも重要です。

冷たいものを上手に使って、体温調節をしていきましょう。

よく見るグッズ

最近ではこのようなものが多く使われています。

  • ネッククーラー
  • ハンディファン
  • アイスピロー

ネッククーラーは首元を冷やして暑さを和らげてくれます。ハンディファンは手持ちできる扇風機で、USB接続ができるものもあります。アイスピローは冷感まくらのことです。寝苦しい夜に最適です。

どれも現在多くの人が使っているのを見かけるグッズです。まだ持っていない人はぜひ備えておきましょう。

冷たい食べ物も取ろう

冷たい食べ物でひんやりするのも良いです。

アイスクリームやかき氷など、この時期ならではの美味しいデザートは体を冷やしてくれます。楽しみながら暑さを和らげましょう。

冷たい麺類や料理なども食べましょう。ラーメン、パスタ、そうめん、うどんと冷たい麺類のレシピはたくさんあります。暑い日にはより美味しく感じられると思うので、この時期だけの冷たい料理を楽しみましょう。

ただし、食べ過ぎはお腹を壊すなど別の体調不良を起こすこともあるので、量はほどほどにしましょうね。

体調管理をしっかりと!

どんな時でも体調の管理は大事です。急激に暑くなった時は、体が暑さに追いつくために必要以上のエネルギーを使います。疲れやすくなるため、体調管理は気をつけていきましょう。

夏場は特に「暑さによる寝苦しさ」というのがつきものです。ぐっすり寝たいのに、暑くて何度も目覚めたり、しばらく寝付けなかったりして、どんどん体調が悪くなるということも考えられます。

また、食欲不振もよくある症状です。食べるのをやめてしまうと栄養が不足してしまうため、結果的に重大な事態に陥ることも予想されます。

上記の4つの暑さ対策をしていれば、昼も夜も暑さをしっかりと凌ぐことができ、普段と変わらない生活リズムで毎日を迎えられると思います。
暑くてやる気が出ない時もあると思いますが、できる限りの対策を前もってしておけば、暑さによる体調不良はしっかりと防げるはずですよ。

まとめ

ここ数年は、毎年のように急激な暑さが襲いますね。
2022年は5月に初めて猛暑日を観測、6月には梅雨明け前に40℃を観測と、信じられないような暑さが続いています。
ここまで暑くなると、これからの夏の気温がさらに上がるのではないかと、ますます不安になります。

子どもや高齢者などは、特に体温調節が難しいため、大人がしっかりとみてあげる必要があります。
互いに我慢しない、させないことが重要となってきそうです。

少しでも命の危険に晒されないためにも、適切な暑さ対策をして熱中症や夏バテにならないような環境づくりをしていきましょう。また、食中毒の防止など衛生面の管理も充分に行いましょうね。

相次ぐ異常気象に電力のひっ迫。いよいよ地球温暖化の問題についても真剣に考えていかなければならない時なのかもしれません。環境に関する記事も書いておりますので、併せてご覧ください。

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この記事を書いた人

Yuki ISHIGAMIのアバター Yuki ISHIGAMI La Scrivere 代表

フリーランス金融ライター|大手金融メディアで記名記事掲載|得意分野:クレジットカード・投資・税金・格安SIM・節約・家計|NISA、iDeCo、個別株経験あり|保有資格:FP2級・国語教員免許|認定ランサー|元地方公務員|お問い合わせ:goodlifeand.bestsolution@gmail.com

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