MacBookの特徴3つを解説！Apple製PCは本当におすすめなのか？

パソコンの種類と言われてまず思いつくのは「Windows」か「Mac」ではないでしょうか。世界のパソコンOSのシェアは、WindowsとMacで9割程度を占めています。その内訳はWindowsが7割以上を占めており、Macは2割以下です。

しかし、Macは熱狂的なファンも多く、クリエイターやインフルエンサーの影響も受け人気が高まっています。中でもノートパソコンのMacBookは愛用者が多数いて、新製品が発表されるたびに大きな話題を呼んでいます。

「あの人のようにMacBookを使いたい」と購入を考える人も増えてきていますが、以下のことを気にする人もいるでしょう。

今回はMacBookの特徴について解説します。また、種類や評価についても紹介します。ぜひ最後まで読んでMacBookの特徴を把握し、パソコン選びに役立ててください。

MacBookの特徴3選

MacBookの大きな特徴は次の3つです。

どれもMacBookならではのよさです。ここからは3つの特徴の詳細について紹介します。

1.わかりやすさ

1つ目は、ユーザーインターフェース（UI）のわかりやすさです。

これはMac全般に言えることですが、パソコンを開くとすぐに起動し、案内に従って初期設定するだけですぐに使えます。デスクトップはDockと呼ばれる場所にアプリが整然と並び、すっきりとしたつくりです。MacBookも当然この仕組みを踏襲しており、初めてパソコンを使う人でも触りやすく気軽に使えます。

トラックパッドの操作感も心地よく、直感的な操作ができます。私たちが日常生活で行うアクションに近い操作方法となっているため、難しい操作なしで意図したようにパソコンを動かすことができるのです。

必要最低限のことを覚えれば快適に動かせる、ユーザーのことを想う親切な設計はMacBookならではの特徴です。

2.相性のよさ

2つ目は、Appleデバイス間の相性のよさです。

最も身近なApple製品であるiPhoneをはじめ、iPad、Apple Watchなど複数のデバイスでシームレスに連携ができます。ケーブルを繋いだりUSBメモリを経由したりせずにデータのやり取りができるので、とても楽に作業を進められます。例えば、次のようなことが可能です。

「Appleエコシステム」とも呼ばれるこの仕組みは、ノートパソコンではMacBookだけです。

3.使いやすさ

3つ目は、ハードとソフトが一体となって生まれる使いやすさです。

Windowsは、Microsoftが作ったソフトです。ハードとなるパソコンは、Microsoftの他にも富士通、NEC、Dell、Lenovoなど多くのメーカーが作っています。Windowsを搭載するパソコンは、ハードとソフトが別々のものが多いため、メーカーごとのクセがあります。

その点、MacBookを含むMac全般はハードもソフトも全てAppleで製作しています。ソフトの能力を最大限に引き出せるハードをつくっているので、軽快にサクサクと動き思い通りの作業が可能です。ハードも完成度が高く、キーボードやトラックパッドなどは使いやすさを重視したつくりになっています。

ハード・ソフトが互いに最高の能力を発揮できるようにつくられているため、MacBookは安定した使いやすさを誇るのです。

MacBookの種類

現在Apple StoreにラインナップされているMacBookは5種類です。種類ごとにディスプレイの大きさ、内蔵チップ、ストレージなどが異なります。詳細は以下の表のとおりです。

項目	MacBook Air （M1チップ）	MacBook Air （M2チップ）	MacBook Pro 13インチ	MacBook Pro 14インチ	MacBook Pro 16インチ
値段	134,800円〜	164,800円〜	178,800円〜	274,800円〜	338,800円〜
カラー	スペースグレイ ゴールド シルバー	ミッドナイト スターライト スペースグレイ シルバー	スペースグレイ シルバー	スペースグレイ シルバー	スペースグレイ シルバー
ディスプレイ	13.3インチ Retinaディスプレイ	13.6インチ Liquid Retinaディスプレイ	13.3インチ Retinaディスプレイ	14.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ	16.2インチ Liquid Retina XDRディスプレイ
SoC	M1チップ	M2チップ	M2チップ	M1 Proチップ	M1 Proチップ M1 Maxチップ
CPU	8コア	8コア	8コア	8コア 10コア	10コア
GPU	7コア	7コア 10コア	10コア	14コア 16コア	16コア 32コア
メモリ	8GB 16GB	8GB 16GB 24GB	8GB 16GB 24GB	16GB 32GB	16GB 32GB 64GB（M1 Maxのみ）
ストレージ	SSDストレージ 256GB 512GB 1TB 2TB	SSDストレージ 256GB 512GB 1TB 2TB	SSDストレージ 256GB 512GB 1TB 2TB	SSDストレージ 512GB 1TB 2TB 4TB 8TB	SSDストレージ 512GB 1TB 2TB 4TB 8TB
バッテリー	最大18時間駆動	最大18時間駆動	最大20時間駆動	最大21時間駆動	最大21時間駆動
内部カメラ画質	720p	1080p	720p	1080p	1080p
スピーカー	ステレオスピーカー	4スピーカー	ステレオスピーカー	6スピーカー	6スピーカー
重量	1.29kg	1.24kg	1.4kg	1.6kg	2.1kg

5種類のMacBookが、どんな人に向いているのかもまとめました。パソコンの使い方や欲しい機能などと併せて確認してみましょう。

PC	向いている人
MacBook Air（M1チップ）	初めてMacを使う人 ネットサーフィンや文書作成などの軽作業がメインの人
MacBook Air（M2チップ）	最新機能を使いたい人 やや負荷のかかる作業も行う人
MacBook Pro 13インチ	軽作業からクリエイティブな作業まで幅広く行う人 Touch Bar（触って操作する細長いサブディスプレイ）を使いたい人
MacBook Pro 14インチ	動画や画像の編集など高負荷な作業をする人 より鮮明なディスプレイを使いたい人
MacBook Pro 16インチ	M1 Maxチップを使いたい人 より広いディスプレイを好む人

自分に合うMacBookは見つかりましたか？気になるものがあれば、ぜひApple Storeも覗いてみてください。

MacBookはおすすめなのか？

MacBookは、以下に該当する人には大変おすすめの商品です。

日常で使っているスマホがiPhoneの人は、MacBookを買えばシームレスな連携体験ができます。一度連携の素晴らしさを知ってしまうと病みつきになります。また、ハードのつくりがソフトに最適化されているので壊れにくく、スリープ機能を使えばパソコンにかける負荷を小さくできます。Mac系列のパソコンでしか使えないクリエイト用アプリ・ソフトもあるため、クリエイターはMacを使用していることが多いですね。

一方で、以下に当てはまる人はWindowsの機種を探した方が無難です。

Androidのスマホを使用している人は、WindowsとAndroidの連携機能を使用した方がよいでしょう。また、 WindowsとMacは操作が全く異なります。操作の違いにすぐ慣れることができる人でなければ、無駄な買い物になってしまうかもしれません。加えて、ゲームをパソコンで行う人は Windowsの方がおすすめです。Mac系列のパソコンが対応しているゲームは非常に少ないため、 ゲームメインでパソコンを使う人はWindows搭載のゲーミングパソコンを買った方がよいでしょう。

MacBook自体は大変優れており、問題なくおすすめできる製品です。ただし、ユーザーの用途や周辺環境によっては適さない場合もあるため、購入前には「使用目的に対して希望の機種はマッチしているか」を確認しておきましょう。

まとめ

ここまで、MacBookの特徴、種類、評価について紹介しました。

MacBookはパソコン初心者でも使いやすく完成された製品です。シンプルでおしゃれなデザインはカッコよく、多くの人を魅了し続けています。一方で、操作にも慣れる必要があるという課題もあります。また、パソコンでゲームをするかどうかも購入時の検討ポイントですね。

洗練されたハードとソフトに、わかりやすいインターフェースとデバイス間のシームレスな連携。スタイリッシュなボディがもたらす充足感。MacBookを使えば、QOLも生産性も大きくアップするかもしれません。この記事を読んでなおさらMacBookが気になった人は、ぜひApple Storeで詳細を確認しましょう。

また、Apple製品はなかなか値崩れせず、円安で値段が上昇していますが、セールの対象品となることもあり少し買い求めやすくなりました。美品の中古商品であれば新品より価格を安く抑えられるので、中古の購入を検討してもよいでしょう。ぜひ自分に合ったMacBookを見つけて、たくさん使ってください。